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こんにちは、おったです。
スリコ(3coins)のおままごとの食材の危険性が指摘されて、炎上しているようすを目にしました。
そこで、これを機に保護者のみなさまにはぜひおままごとの具材の安全性や特徴を知っていただきたいと思い、記事にしています。
かわいさや安さに目がくらんで大切なお子さまの命を危険にさらさないよう、ぜひご一読ください。
子どもとおもちゃを愛する年子( 2歳女の子、1歳男の子)の母。
ヨーロッパを研究対象にする人文系研究者として、日本語では手に入れにくい欧米言語のおもちゃ情報も日本語に訳してご紹介しています。
幼児教育について提供する内容は書籍や公的機関の見解に基づきます。
YouTubeではKAPLAの遊び方を発信中。
スリコ(3coins)のおままごと具材に何があったの?
スリーコインズ(略してスリコ)では、木製の可愛いおままごとの具材を販売していました。
これらの野菜のほかに、パンなどもあります。
可愛いカラーに加え、マグネットがついていて切りやすい!と大人気のようで、再販になるもあっという間に完売になってしまったようです。
こんな可愛い商品がお安く手に入るなら、確かに飛びついてしまいそうですね。
しかし、購入した方から注意喚起が!
なんと、
- 磁石が取れる
- カビがはえる
- ヤスリのかけ忘れがある
というように、子どものおもちゃとしては信じがたいクチコミが寄せられたのです。
特に「磁石が取れる」などは命に関わる問題です。
マグネットおもちゃで使われるネオジム磁石に関しては定期的に注意喚起がされていますが、2つ飲み込んだら身体のなかで引きつけ合い、消化管に穴を開けて最悪の場合死に至ります。
関連記事:強力な磁力を持つネオジム磁石製のマグネットセットの誤飲事故が再発! 【独立行政法人国民生活センター】
小さなネオジム磁石は、誤って飲み込んでしまう可能性が高いため、子供に触れられる状態では絶対に与えてはいけません!
そんな磁石が購入してまもなく取れてしまったとのこと。
これは安全面から考えてとても危険です。
また、おままごと具材は遊びの性質柄口に入れることもあるので、カビを見つけたらゾッとしますよね。
このような話をすると、
そもそも、スリコのおままごと具材は安全基準を満たしていたの?
という疑問が湧いてきますよね。
調べてみましたが、そのような安全への配慮についてはどこにも書かれていませんでした。
おもちゃは安全基準を満たしているものを!
マグネットタイプののおままごと具材は消毒もしやすいし、いかにもなマジックテープがついていなくて可愛いのですよね。
包丁のおもちゃで力を入れずとも切りやすいというメリットもあり、人気があります。
でも、埋め込まれているマグネットそのものは子どもにとってとても危険なもの。
ですから、マグネットタイプのおままごと具材を与えるときはとくに安全性に配慮したいものです。
マグネットタイプのおままごとで安心の国産おもちゃは、ウッディプッティの商品です。
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こちらの商品は、「日本玩具協会」の定める玩具安全基準(ST)を満たしています。
STマークは3つの検査を行なった上で、安全面で問題のないおもちゃにつけられる日本独自のマークです。
- 機械的および物理的特性の検査(おもちゃの形状や強度を調べる)
- 可燃性の検査(燃えやすい材料が使われていないかを調べる)
- 化学的特性の検査(おもちゃの材料に有害な物質が使われていないかを調べる)
ヨーロッパのおもちゃではCEマークというのが有名です。こちらはEU加盟国共通のおもちゃの安全基準である EN71を通過した商品につけられるマークで、検査項目はSTマークと似ています。
STマークやCEマークのついている商品は、おもちゃの大きさ、耐久性、有害性などがきちんと検査された上で、問題ないと認められた商品なのです。
誤飲事故は、何か起こってからでは遅いのです。
ですから、おままごとの具材は口に入れても大丈夫なものを選んでくださいね。
まとめ
スリコのおままごと具材は、とてもかわいらしくて大人気のようですが、
- 磁石が取れる
- カビが生える
- やすりのかけ忘れがある
など、子どものおもちゃとしては絶対にあってはならない問題が起こっています。
このおもちゃにはSTマークやCEマークのような安全基準を満たすマークがついていませんでした。
子育てにはお金がかかるので安さは魅力ですが、子どもの命や健康には代えられません。
おままごとは遊びの中でも誤飲につながりやすい遊びなので、きちんと安全基準に配慮された商品を選ぶようにしてくださいね。
具材は、マグネットタイプ以外にもさまざまな選択肢があります。
こちらの記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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