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- マグビルドカラーズが本当に「映える」のか知りたい
- マグビルドカラーズのメリットだけでなく、デメリットも知りたい
- マグビルドカラーズでどんな遊び方ができるか知りたい
こんにちは。
子どもとおもちゃが大好きすぎて、子どもに最高の環境を用意してあげたいがために幼児教育本・論文を日英仏独語で100冊以上読み漁ってきたおったです。
そんなわが家が大切にしている教育方針は、「遊びながら学ぶ」!
子どもたちの楽しい!という気持ちや自主性を引き出すために日々研究中です。
この記事では、
映える!
教育効果が高い!
としてSNSで人気沸騰中のマグビルドカラーズをレビューします。
このおもちゃは、SNSで流行しているだけでなく、グッドトイ2023&芸術と遊び賞を受賞した実力派おもちゃ!
結論から述べておくと、マグビルドカラーズは明るい部屋・明るい床で遊べるお子さんにオススメです!
なぜなのか?については、記事のなかで詳しくご説明しますね!
長いな〜と思ったら、右下の目次からお好きな部分だけ読んでみてくださいね!
長いな〜と思ったら、サイドバーの目次からお好きな部分だけ読んでみてくださいね!
- 幼児教育オタクのおもちゃブロガーから見た正直な感想
- 類似品(ピタゴラス)との比較
- マグビルドカラーズでの作品例
- マグビルドカラーズはどんな人におすすめか?
子どもとおもちゃを愛する年子( 2歳女の子、1歳男の子)の母。
ヨーロッパを研究対象にする人文系研究者として、日本語では手に入れにくい欧米言語のおもちゃ情報も日本語に訳してご紹介しています。
幼児教育について提供する内容は書籍や公的機関の見解に基づきます。
YouTubeではKAPLAの遊び方を発信中。
マグビルドカラーズのメリットとデメリット
\ クリックすると気になることだけ読めます /
メリット | デメリット |
---|---|
光を通すとステンドグラスみたい!【色】 宝石みたいなカットの透明感が遊びを広げる【形】 色&数が多く、磁力も強いため舞台作りに活躍!【機能】 | 光を通さない場所だととにかく暗い【色】 穴がないから吊り下げられない【形】 形が3種類しかない【バリエーション】 |
ここからはマグビルドカラーズで遊んだ実例とともに、詳しくご紹介していきますね。
わが家が率直に感じた順番ということで、デメリットから説明します。
デメリット①:光を通さない場所だととにかく暗い【色】
わが家がマグビルドを開封したのは、マグビルドカラーズが届いた夜のこと。
開封してびっくり!
え!渋いっ…!!
SNSで見かけていた写真のイメージとは違う、暗い色味のプレートたちがそこにいました。
マグビルドカラーズの色味は、自然の色をイメージしたニュアンスカラー。
だから複数の色を重ねるとどうしても黒っぽくなってしまうようです。
お子さんによっては少しテンションが下がってしまうかもしれないので、
マグビルドを子どもと開封するなら、太陽の光が差し込む時間帯がベスト!
マグビルドカラーズは13色も入っているだけに、
たくさんの色で遊ばせたいと思ってるのにこれは…
と、ついネガティブな反応になってしまうかもしれませんよね。
マグビルドカラーズは、はっきりした色味しか認識できない赤ちゃんにオススメできないのは確かです。
ただ、このおもちゃの対象年齢は3歳から!
理由は磁力の強さなどだと思いますが、単品使いしたいなら色の認識的にもそのくらいからが良さそうです。
マグビルドのようなマグネットブロックは、ネオジム磁石を利用しているため誤飲に注意が必要なおもちゃとして国民生活センターから注意喚起が出ています。
事故を防ぐためには、破損に気を付けることが大切。
メーカー側もこれには可能な限りの事故対策をされていて、最高品質のプラスティック原料(ABS)を使用し、以下の検査に合格しています。
- 日本の食品衛生法検査
- アメリカの玩具の安全基準(ASTM)
- ヨーロッパの欧州玩具安全指令(EN71、CEマークの根拠)
欠けてしまったパーツは諦めて取り除くように管理することで、安全に遊ぶことができるでしょう。
3歳未満の子に与える場合はピタゴラスの方がオススメ。こちらは1歳半からとなっています。
\ 明るい色味が好きな人にも! /
マグビルドとピタゴラスには互換性があるので、お子さんが3歳を超えてからマグビルドを買い足すのもいいと思います。
マグネットブロックは最終的に何セットも揃えるご家庭が多いですよ!
色味の暗いマグビルドカラーズは、暗い部屋・床で遊ぶより、明るい部屋・床で光と遊ぶおもちゃだと感じます。
そんなことを言うと、
じゃあ夜は遊べないの?
という疑問が出てきそうですが、そんなことはありませんよ!
ちょっとしたアイテムを加えるだけで、カラーズならではの楽しみ方ができます。
キーワードは、やっぱり「光」。ここではLEDワイヤーライトとLEDキャンドルの例をご紹介しますね。
マグビルドカラーズ x LEDワイヤーライト
幻想的な作品のできあがり!
ハロウィン飾りにもピッタリですし、もう少し明るい色味で作ってクリスマスの装飾にしても良さそうですね。
100円ショップの商品だと4灯ほどしかついていなかったので、わが家はAmazonで2mのケーブルライトを買いました。
ですが、ケーブルライトはケーブル部分の主張が強く、理想の形にならないようです。
マグビルドと遊ぶなら隙間に通しやすいワイヤーライトの方が形を崩さないため扱いやすいかもしれません。
ワイヤーライトなら外側に蔦のように巻き付けてもきっと素敵ですね。
季節の飾りにするなら、お花型や雪の結晶の形のライトを使っても綺麗でしょうね。
長さは2mぐらいでちょうど良さそうでした。1mでは短いかもしれません。
買うなら2メートルぐらいのLEDワイヤーライト。20灯ほどあると綺麗で遊びやすい!
ちなみに、Horn Please MADEのライトはめちゃくちゃ綺麗!もし買い直すならこれにします。
マグビルドカラーズ x LEDキャンドル
こちらはなんだか宗教的な儀式のような、厳かな感じがします。
聖なる夜といった感じで、クリスマスにぴったりだとうっとりしてしまいました。
LEDキャンドルなら本物ではないので、子どもが触っても安心ですし、火事の心配もなく楽しめます。
ちなみに、ロウソクのリアリティを出したいのなら光が揺れるものを選ぶのがポイントですよ。
わが家が買ったのは、Amazonおすすめになっていたこちらのキャンドル。
気に入ってはいますが、根元から光が出ているタイプの方が光が拡散して綺麗だったかも?
リモコンで一斉に操作できるこちらのキャンドルもいつか買おうと思っています。
こんな風に、暗めの色味を活かした楽しみ方ができるのもこのおもちゃの特徴。
マグビルドの他のシリーズや類似品と組み合わせると、遊びが広がりそうですよね。
デメリット②:穴がないから吊り下げられない【形】
これはぜひkitwellさんにお願いしたいのですが、
四隅に穴を開けてください…!!
類似品であるピタゴラスや、海外で大人気のConnetix Tilesには穴が開いているので、吊り下げて遊べるのです。
こんな感じです。
この穴がかなりの優れものでして。
カーテンレールに凧糸やテグスで吊るせばキラキラしたお部屋の飾りになったり、ブランコになったりします。
光源を中に入れて遊べるので、ランタンのようにして吊るしたら光が拡散して綺麗!
これはConnetix Tilesの例ですが、イメージ的にはこんな感じです。
マグビルドカラーズは光遊びが楽しいので、この四隅の穴があったらもっと遊びの幅が広がると思うのですよね。
しかもこの穴、マグビルドの以前のバージョンにはあったようなのです!
これを知ったときは衝撃でした。
どうやら見た目をスッキリさせるためになくしたようなのです。
穴は光遊びにとってとても大切な要素なので、ぜひ改良をお願いしたいところです。
デメリット③:形が3種類しかない【バリエーション】
こちらもぜひ改良をお願いしたいところですね。
マグビルドカラーズには、正方形、正三角形、二等辺三角形の3種類の形があります。
直角二等辺三角形や4倍サイズの正方形、1/2サイズの長方形がほしい…!!
遊び方を考えると、三角形にも四角形にももう少しバリエーションが欲しいところです。
とはいえ、マグビルドは形のバリエーションが単純な分とっても扱いやすいです。
メリットとデメリットは表裏一体だなと思いますね。
続いてメリットにうつります。
【再掲】メリット・デメリット一覧
メリット | デメリット |
---|---|
光を通すとステンドグラスみたい!【色】 宝石みたいなカットが遊びを広げる【形】 色&数が多く、磁力も強いため舞台作りに活躍!【機能】 | 光を通さない場所だととにかく暗い【色】 穴がないから吊り下げられない【形】 形が3種類しかない【バリエーション】 |
メリット①:光を通すとステンドグラスみたい!【色】
翌朝、マグビルドカラーズは光に透かすと表情を一変させました!
細かいグラデーションが美しいです
暗い部屋で見た黒っぽさはどこに行ってしまったのかと驚いてしまうほど、とても綺麗な光が透過します。
13色のバリエーションの本領が発揮されますね。
2枚重ねると、また違った色味になります。
同じ色を重ねてみたり、
違う色同士で新しい色を生み出したり。
一部だけ重ねるのと、全体を重ねるのでは色のイメージが変わるので面白いですよ。
色彩感覚は、色にこだわり始める2歳頃からぜひ育んでおきたい力です。
2歳頃から、モンテッソーリ教育でいうところの色の敏感期が始まります。マグビルドはそんな子どもたちにピッタリ!
たくさんの色に触れて、色彩の味わい深さ、世界の美しさを知ってほしいですね。
メリット②:宝石みたいなカットが遊びを広げる【形】
マグビルドのパネルの表面は、平面ではありません。中央に向けて少し沈み込むようなクロスの溝が入っています。
ですがこれはあくまで模様。正面から見ると透き通った状態で奥を見ることができます。
ただし、マグビルドは少しだけぼかしが入ったような透明感なので、クリアに見える!という感じではないですね。
このことは、ピタゴラスと比べるとよく分かります。
[写真の追加をお待ちください]
この透明感のおかげで、カラーフィルムのように遊べます。
メリット③:色&数が多く、磁力も強いため舞台作りに活躍!【機能】
ピタゴラスに比べて、マグビルドの磁力は強いです。
磁石の強度は磁石の「高さ」と「接合面積」によって決まるのですが、2つを並べてみるとその違いは一目瞭然です。
マグビルドの磁石の方が大きいんだね!
構造物に強度が出るので、バス停や駐車場などの「舞台」を作ってごっこ遊びを楽しめます。
ピタゴラスは上から力が加わるとすぐに潰れてしまうので、それをストレスに感じてしまう子が多いのだそうです。
色もたくさん。例えば青系だけでも4色あるので、氷山を作ってものっぺりしません。
[写真の追加をお待ちください]
13色のバリエーションがいきてるね!
数の多さも魅力です。130ピースを使えば、こんなに大きな舞台も作れますよ。
[写真の追加をお待ちください]
1セットで作れる量としては最大ですので、
買い足したくないからたくさん欲しい!
という人にもマグビルドカラーズはおすすめできます。
マグビルドカラーズのメリット・デメリットまとめ
この記事では、マグビルドカラーズを幼児教育オタクなおもちゃブロガーの目線からレビューしました。
SNSだと良い面しか見えないおもちゃでも、実際にはいろいろなデメリットがあるものです。
マグビルドにもいくつかのデメリットがありますが、そのデメリットさえも一部は遊びに使えてしまうのがこのおもちゃのすごいところ。
マグネットブロックとしては後発のおもちゃで改良にも熱心な会社が作られていますし、これからの進化が楽しみですね!
お子さんと、コスパのいいおもちゃで色遊び・構成遊びを楽しんでみませんか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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