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近年、教育の現場で「非認知能力」が世界的な注目を浴びています。
これは、テストや数値で測れる「認知能力」とは対称的に、集中力や問題解決力、コミュニケーション能力、ストレス耐性など、テストや数値では測れない能力を指します。
もしかしたらあなたは、
非認知能力のような抽象的な能力を、どう育ててあげればいいの?
と迷われていらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、幼少期から学童期に育てるのが良いと言われている「非認知能力」について参考書籍をもとに解説した上で、おうちでの生活や遊びのなかで取り組みたい内容、適したおもちゃについて具体的にご紹介します。
幼少期や学童期に非認知能力をしっかり育てることで子どもの自尊心が向上し、学力向上や将来の成功につながるという研究結果も出ています。
子どもの明るい未来のためにも、できるものから取り入れてみてください。
- 非認知能力とは何かを理解したい
- 非認知能力を高めるために親はどう接すればいいのか知りたい
- おもちゃ選びに非認知能力の育成を取り入れるならどんなものがいいか知りたい
子どもとおもちゃを愛する年子( 2歳女の子、1歳男の子)の母。
ヨーロッパを研究対象にする人文系研究者として、日本語では手に入れにくい欧米言語のおもちゃ情報も日本語に訳してご紹介しています。
幼児教育について提供する内容は書籍や公的機関の見解に基づきます。
YouTubeではKAPLAの遊び方を発信中。
世界中で注目される非認知能力とは何?
認知能力・非認知能力とは
「認知能力」とは、読み書き計算など、「頭の良さ」や「IQ」で表現される心の力です。
それに対して「非認知能力」は、自分を大切にし、自分を高めようとする力、周りの人とうまくやっていく力、自分の感情をうまくコントロールする力など、「認知能力」以外の心の力のことを指します。
認知能力と非認知能力は互いに影響を与え合いながら、一体となって育ちます。これらが育っている幼児の具体的な姿が「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」です。
東京大学Cedep 2021年度文科省委託調査『非認知能力の育ちを支える幼児教育』
非認知能力(Non Cognitive Skills)は、認知能力「以外」の心の力を指すためカバーする範囲が広すぎて、何に取り組んだらいいのかはっきりとわかりません。
ヨーロッパ諸国を中心に日・米を含め38ヶ国の先進国が加盟する国際機関であるOECD(経済協力開発機構)は、この能力を「社会情動的スキル(Social and Emotional Skills)」として定義し直しました。
認知的スキルと社会情動的スキルは以下のようにまとめられます。
難しい表現が使われていますが、認知能力と認知的スキルは同じものなので、点数で評価できるさまざまな能力と考えて問題ありません。
これに対して、社会情動的スキルはそれぞれ「自分を高める力」「他者とつながる力」「自分と向き合う力」と言えるでしょう。
もう少し詳しく解説していきます。
「自分を高める力」:目標の達成
- 意欲や向上心を持ち続ける力
- 自信や自尊感情を持って生活したり、ものごとに取り組む力
- ものごとを楽観的に捉える力
「自分を高める力」は、何かを自分の力で成し遂げるときに大切になる力です。
自分の好きなことを見つけたとき、思い切って飛び込める人と、さまざまなデメリットを考えてなかなか飛び込めない人がいますよね。
これらの態度には、自分に自信を持っているかどうかや、ものごとを楽観的に捉えられるかという点などが影響します。
「AIに仕事を奪われる」などと言われる未来には、今からは想像もできないような職業が生まれてくるかもしれません。
そのようなものを前にしても臆さず挑戦できる力をつけることは、これからの子どもたちにとってとても大切な力であると言えるでしょう。
また、何かをやり遂げる力も同様に大切です。
これらには、努力し続ける力や集中力、問題解決能力なども必要になります。
「三日坊主」では何事も大成しません。頑張り続けるためには、自分で自分を鼓舞する力が必要でしょう。
家族や友人、SNSを通じて知り合った人に応援してもらえることもあるとは思いますが、それはあくまでおまけ。
わが子が他の人からの応援や評価に依存してしまうことのないようにしてあげたいですね。
「他者とつながる力」:他者との協働
- 人やものごとに共感する力
- 他者とコミュニケーションをとる力、社交性
- 他者と協調する力
「他者とつながる力」は、いつの時代も大切にされてきました。
この力はイメージしやすいでしょうし、説明の必要はそれほどないように思います。
通常であれば幼稚園や保育園などの集団生活で「他者とつながる力」は身についていくと考えられますが、新型コロナウイルスの影響で行動に制限が加えられている現在は、子どもたちがそれらを身につけるチャンスを失っている可能性があります。
制限があるなかでどのように「他者とつながる力」を身につけさせるか。
この問題には、家庭で意識的に取り組む必要がありそうです。
「自分と向き合う力」:情動の制御
- 自分の感情や欲望を抑える力(自制)
- つらいことなどを耐え忍ぶ力
- ストレスに対応し、回復する力(レジリエンス)
「自分と向き合う力」は、これまで個々人の性格の問題として片付けられることが多かったように思います。
しかし近年では、自己肯定感を高めることや、怒りの感情のコントロールの重要性が主張されるようになってきました。
これらは深いレベルの非認知能力になるため、幼い頃から意識的に取り組んでいかないと変えることが難しい点が特徴です。
子どもは身近な大人を見て学びます。
自身にこの「自分と向き合う力」が身についていないと子どもの良い手本となることは大変だと思いますが、日常のなかで意識していくことで行動は変わります。
子どもと一緒に成長していけると良いですね。
非認知能力の枠組みについて詳しく知りたい方には、こちらの書籍をオススメします。
教育方法学が専門の岡山大学准教授中山芳一さんによる、非認知能力の解説です。
世界の教育業界で非認知能力が注目されるようになった背景
2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームス・ヘックマン(James Heckman)教授が著書『幼児教育の経済学』のなかで幼児期に非認知能力を育成する重要性を訴えたことがきっかけでした。
その後、ヘックマン教授は長年の追跡調査に基づいて、非認知能力の育成に力を入れたグループが、学力検査の成績、学歴、大人になってからの収入の多さ、持ち家率の高さ、逮捕者率の低さなど、さまざまな面で非認知能力の育成に力を入れなかったグループに比べて高いスコアを出したことを報告します。
つまり、幼児期に非認知能力を育てることで認知能力も育つことがわかってきたのです。
これらの研究の結果を受けて、世界では貧困対策や教育格差の是正に向けて非認知能力の育成に力を入れるようになってきました。
文部科学省も注目!幼稚園教育要領ではどう考えられているの?
このような世界的な流れを受けて、日本でも2020年の教育改革で非認知能力を伸ばすことに注力していく方針が盛り込まれました。
この資料は幼児教育に限らず、日本の教育全体に行き渡る教育方針です。
上に書いてある、「学びに向かう力・人間性等」という項目が非認知能力に当たります。
非認知能力がどれだけ重視されているかがよくわかりますね。
さらに踏み込むと、幼稚園教育要領第2節3項では「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が10項目で示されています。
非認知能力に関わる部分だけ抜粋しましたので、ご興味があればご覧ください。
幼稚園教育要領「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」より、非認知能力に関する項目
- (2)自立心
-
身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で,しなければならないことを自覚し,自分の力で行うために考えたり,工夫したりしながら,諦めずにやり遂げることで達成感を味わい,自信をもって行動するようになる。
- (3)協同性
-
友達と関わる中で,互いの思いや考えなどを共有し,共通の目的の実現に向けて,考えたり,工夫したり,協力したりし,充実感をもってやり遂げるようになる。
- (4)道徳性・規範意識の芽生え
-
友達と様々な体験を重ねる中で,してよいことや悪いことが分かり,自分の行動を振り返ったり,友達の気持ちに共感したりし,相手の立場に立って行動するようになる。また,きまりを守る必要性が分かり,自分の気持ちを調整し,友達と折り合いを付けながら,きまりをつくったり,守ったりするようになる。
- (5)社会生活との関わり
-
家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに,地域の身近な人と触れ合う中で,人との様々な関わり方に気付き,相手の気持ちを考えて関わり,自分が役に立つ喜びを感じ,地域に親しみをもつようになる。また,幼稚園内外の様々な環境に関わる中で,遊びや生活に必要な情報を取り入れ,情報に基づき判断したり,情報を伝え合ったり,活用したりするなど,情報を役立てながら活動するようになるとともに,公共の施設を大切に利用するなどして,社会とのつながりなどを意識するようになる。
文部科学省が定める教育要領では、遊びのなかで総合的に「自分を高める力」と「他者とつながる力」を育むことが目指されています。
幼稚園は集団生活なので、「他者とつながる力」に関わる項目(3、4、5)が多いのも頷けますね。
だとすれば、家庭ではどのように非認知能力を育めば良いのでしょうか。
次の章では、親が子どもに接するときに心がけたいことに踏み込んでいきましょう。
乳幼児期に親が心がけたいこと
非認知能力は、基本的に自分自身でしか伸ばすことができない能力です。
子ども自身の自覚がなければ伸ばすことができないため、親ができることは子どもの「意識を高める」お手伝い。
特に小さいうちは、環境づくりがカギとなります。
アメリカでわが子に非認知能力を重視した教育を受けさせたボーク重子さんは、著書のなかで家庭でできる取り組みを3つ挙げていました。
家庭のルールをつくる(4歳頃〜)
親は、しつけの一環として世の中にはルールがあり、守らなければならないことを教えなければなりません。
しかし、3歳ぐらいまでは自制心を司る前頭前皮質が発達していないため、子どもは自身の欲求を我慢することは難しいと考えられています。
4歳頃になるときちんと説明すればルールを理解できる子どもが増えるので、簡単なものを少量からルールづくりを始めてみましょう。
ボーク重子さんは、「パパ・ママと決めたルールを守れた」という成功体験がもたらす効果を6つ挙げています。
この記事で定義した非認知能力(社会情動的スキル)に当てはめてみましょう。
- 自信と達成感が得られる → 「自分を高める力」
- 子どもが小さな頃からはじめれば、良い習慣になる
- 子どもの自主性が育つ → 「自分を高める力」
- コミュニティの一員になる訓練ができる → 「他者とつながる力」
- 一度ルールを決めたら、親がいちいち迷わずにすむ
- 自制心を鍛えることができる → 「自分と向き合う力」
ルールづくりは非認知能力を総合的に鍛える効果があることがわかります。
その時々によって親が態度を変えたり、感情に左右されていては子どもは何を信じていいかわからず、自己肯定感も育っていきません。
自己肯定感は6歳までにその土台の多くが形成され、逆境に強い子になれるかどうかが決まると言われているため、家庭内でルールを作って守ることは親子の両方にとってメリットが大きいと言えるでしょう。
豊かな会話とコミュニケーションを心がける(0歳〜)
豊かな会話とコミュニケーションは、生まれてすぐの新生児の頃から心がけたいポイントです。
赤ちゃんに笑顔で話しかけてあげる、世界の美しさを教えてあげる。
このような働きかけは、いつも身近にいる大人にしかできません。
3歳頃までは語彙が少ないためにうまく伝えられない子が多いので、丁寧に言葉にして教えてあげることが大切です。
「そうは言っても、何をしゃべりかけていいかわからない」
という方は、どうかたくさんの本を読み聞かせてあげてください。
読み聞かせは、子どもの語彙力や想像力を飛躍的に伸ばします。
語彙力がついてきてからは、一緒に食卓を囲んだり、寝る前のおしゃべりタイムなど、子どもと向き合う時間を作ることを心がけると良いでしょう。
思う存分遊ばせる(0歳〜)
子どもの脳の約75%は生まれた後に成長すると言われています。
遊びはこの成長を助ける要素をたくさん含んでいるので、未就学期には机に張り付いて勉強させることよりも思い切り遊ばせることがずっと大切なのです。
遊びは楽しく、自発的に行われます。
好きなことを前にした子どもたちは集中力を発揮し、遊びのなかから問題解決能力や何かをやり遂げる実行機能を育みます。
ただ、「みんなで遊ぶ」という経験はどうしても幼稚園や保育園には敵いません。
しかし家庭では親子が一対一で向き合って遊ぶことで、より質の高いコミュニケーションを取ることができるのです。
世界の教育は、詰め込み教育ではなく自主性を重んじる教育へとシフトしています。
知識詰め込み型の早期教育が魅力的に映ることもあるかもしれませんが、どうか「遊び」の力を信じて、全力で遊ぶ経験をさせてあげてください。
非認知能力を伸ばす遊びとおもちゃ
では、非認知能力を伸ばす遊びとはどのようなものなのでしょうか。
極論を言えば、子どもが集中力を発揮し、思いきり遊べるものであればなんでも良いのです。
どんな遊びを提案しても、どんなおもちゃを与えても、子どもの好きなことでなければ夢中にはなれません。
親はまずその点を押さえておきましょう。
年齢別に伸ばしたい非認知能力と遊びの種類
「好きなことを伸ばせばいい」とは言っても、親としては何かしらの指標が欲しいところです。
創造性の育成を掲げて幼児教室を運営する伸芽会は、年齢別に伸ばしたい能力を以下のように定め、さまざまなおうち遊びの例を提案しています。(伸芽会・佐藤眞理『伸芽会式 非認知能力の伸ばし方』より作成)
- 追視の訓練をする
- いないいないばあ
- (3つぐらいから)隠れたものを予想させる
- 絵本に触れる
- 手遊び歌でコミュニケーションをとる
- ビニール袋に新聞紙やティッシュなどを(子どもと一緒に)ちぎったりクシャクシャにして入れてボールを作り、投げたり転がしたりして遊ぶ
- (生後半年ぐらい〜)ひもを引っ張る遊び
- 同じものをとる遊び
- 花びらと葉っぱでお花をつくる遊び
- なんの音かな?音当てクイズ
- ハサミを使って一緒に工作
- 毛糸でひも通し
- 同世代の子と一緒に遊ぶ
- なぜ?から言葉のキャッチボールをする
- 生活場面の本を読んで擬似体験をさせる
- お客さんをおもてなしする
- 誰かと一緒におはじき集めゲームなどをする(音楽を鳴らし、音楽が止まったらゲームマスターが色を指定し、その色のおはじきを集める。たくさん集めた人の勝ち)
- もしもゲーム
- あれはなんだろう?を楽しむ
- 絵を描く
- 季節の行事に合わせた工作
- ピクニックやキャンプなどの経験を通して、自然のなかで工夫する
- 休日の計画を立てる
- お誕生日会を企画する
- 世界にひとつの自分だけの図鑑を作る
この表を見てみると、2歳までは身体の発達に注目していることがお分かりかと思います。
非認知能力を伸ばす本番は3歳からという印象を受けますが、2歳までの時期にその土台を作っておくことが大切。
身体の発達に応じた遊びについてはモンテッソーリ教育がもっとたくさんの遊び方(モンテ的には「お仕事」)を提案してくれていますので、参考にされるといいと思います。
また、子どもの遊びは以下のような6段階で発達していくことが知られています。
(参考:”How Kids Learn to Play: 6 Stages of Play Development“)
- 0〜3ヶ月:何もしない行動
- 0〜2歳:ひとり遊び
- 2歳〜:傍観的振る舞い
- 3歳:平行遊び
- 3〜4歳:連合遊び
- 4歳〜:共同遊び
誰かと一緒に遊べるようになるのは、3歳頃からなのです。
そのため、3歳ぐらいになったら「他者とつながる力」を意識した活動を取り入れていきましょう。
ただし子どもの発達には個人差があるので、あくまで目安として考えるようにしてください。
伸ばしたい非認知能力別にみる遊びの種類とオススメのおもちゃ
これまで述べてきたように、子どもの非認知能力が伸びるかどうかは、どんなおもちゃを与えるかより子ども自身の興味・関心や身近な大人のかかわり方に左右されます。
しかし、ここではあえて非認知能力を伸ばすおもちゃとしていくつかの例を挙げてみたいと思います。
「自分を高める力」を高めたいなら積み木やブロックなどのオープンエンドトイがオススメ!
「自分を高める力」は目標を達成する力です。
そのため、何度も試行錯誤を繰り返し、工夫を凝らしながら遊べる積み木やブロックなどがオススメです。
これらに代表されるようなオープンエンドトイは、何にでもなれることが大きな特徴です。
どれも抽象的な形をしていたり、本来の使い方とは違う使い方で遊ぶことになるので、正解のない問いに自分らしく立ち向かい、解決していく力が育まれます。
「他者とつながる力」を高めたいなら積み木やごっこ遊びの道具、ボードゲームがオススメ!
「自分を高める力」に引き続き、「他者と向き合う力」にとっても積み木やブロックは非常に有益です。
積み木は数が多ければ複数人での遊びに発展しやすく、難易度もさまざまだからです。
さらに、ごっこ遊びはそもそも複数人で取り組むことが多い遊びです。
食材やキッチンに限らず、衣装や人形なども用意してあげると子どもはファンタジーの世界に没入していきます。
料理にしても、抽象度の高い具材を用意してあげれば創造性も育まれますね。
もちろん本物の料理を一緒に作ることも、非認知能力の育成にとってとても良い効果があります。ぜひやってみてください。
ボードゲームは非認知能力を鍛えられるおもちゃでありながら、大人も一緒に楽しめるおもちゃであると言えるでしょう。
運の要素が入っているものや、想像力に頼るものを選べば、大人も手加減は不要です。
本気で楽しめるので、家族のコミュニケーションを取りやすくなると思います。
ボードゲームが遊べるようになるのは3歳頃から。
タングラムやウボンゴ、カタミノ、オセロなどは定番の商品です。
お子さんが興味を持てるものを一緒に選べるといいですね。
「自分と向き合う力」を高めたいならキッズテントやダンボールハウスがオススメ!
「自分と向き合う力」を鍛えるおもちゃは、子どもがファンタジーの世界に入り込めるかどうかが大きなポイントになります。
そのため、世界観を作ってくれるキッズテントやダンボールハウスは非常に良い舞台装置になるでしょう。
自分ひとりで安心できる空間があると、子どもの情緒は落ち着くと言われます。
最近はリビング学習が流行っており、自分の部屋を持たない子どもも増えていると聞きますが、誰だってひとりになりたい時はあります。
部屋でなくても、秘密基地や隠れ家のような「自分だけのスペース」をどこかに作ってあげましょう。
最後に、おもちゃとは少し違いますが、乳幼児期には外遊びを積極的に取り入れてあげてください。
自然のなかで身体を思いっきり動かすと、ドーパミンやセロトニンというホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは「幸せホルモン」と呼ばれており、心身の回復力を増すことが知られています。
「自分と向き合う力」を育てるために、没入感と開放感の両方をバランスよく感じられるようにしてあげましょう。
まとめ
この記事では、非認知能力とは何かを解説し、親が家庭で心がけたいことや非認知能力を伸ばすのに役立つ遊びやおもちゃについて紹介しました。
非認知能力は説明のしにくい能力ではありますが、これまでも親が子どもと触れ合うなかで育ててきた力でしょうし、それほど特別なものではありません。
気負うことなく、楽しく子育てに活かしていきたいですね。
このサイトでは、今回のようにさまざまな世界の教育論やおもちゃについて紹介しています。
もしご興味があれば、他の記事も覗いてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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