おままごとの食材・具材にはどんな種類があって、いつ用意すればいいの?

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おままごとの具材にはどんな種類があるの?

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本文は2386文字です。

この記事はこんな人にオススメ
  • おままごとの食材について知りたい
  • おままごとの具材としてどんなものを買えばいいか迷っている

こんにちは、おったです。

男女問わず、子どもたちが大好きな「おままごと」。

その食材や食器にはじつはたくさんの種類があります。

この記事では、おままごとの具材としてどんなものを買えばいいか知りたい方・購入時期を迷っていらっしゃる方に向けて、おままごと食材の種類と対象年齢を発達に応じた遊び方という観点から解説します。

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おった @ottermom

子どもとおもちゃを愛する年子( 2歳女の子、1歳男の子)の母。

ヨーロッパを研究対象にする人文系研究者として、日本語では手に入れにくい欧米言語のおもちゃ情報も日本語に訳してご紹介しています。

幼児教育について提供する内容は書籍や公的機関の見解に基づきます。

YouTubeではKAPLAの遊び方を発信中。

目次

おままごと具材の種類はいろいろ

おままごと具材というと、どういったものを想像するでしょうか?

定番というと、やはり包丁のおもちゃで切れるマジックテープやマグネットの野菜たちでしょうか。

でも実は、おままごとの具材にはさまざまな種類があります。

おままごと具材の種類
おままごとではさまざまな種類の具材が活躍する

バナナやりんごのような具体的なものから、花はじきや毛糸などを使った抽象的なものまで、おままごとの具材はさまざまです。

具体的なかたちのものでも、切ったりくっつけたりできるもの・できないものがあります。

切ったりくっつけたりできるものは、大きくはマジックテープタイプとマグネットタイプに分かれるといえるでしょう。

ですが、例えば手作り食材だとホックやボタンでくっつけることもできますよね。

図には載せていませんが、見た目もファンタジー要素の強いものからリアルなものまで多様ですし、素材も木製・プラスチック・フェルトなどの布などさまざまな種類があります。

おままごと遊びは1・2歳の頃から始まるので、年齢やその子の発達、親子の好みに合わせて揃えてあげると良いでしょう。

おままごと遊びを始めたばかりなら具体的なかたちの具材を

発達の面から見れば、生後6ヶ月頃から1歳半頃までが誤飲のピークになります。

その年齢の子どもには、誤飲しないサイズの具材を与えることが必須です。

その次に考えるべきは発達に応じた遊びの変化でしょう。

ただし発達は個人差が大きいので、下の図やここで述べる年齢は目安だと思ってください。

子どもの発達と遊びの変化

おもちゃを口に入れる遊びが落ち着き始めた頃、つまり1歳後半あたりから見立てる力が伸びていきます

このあたりがおままごと遊びの始まる時期だと思ってください。

ですから、抽象的な具材を与えるのは最低でも見立てる力がつき始める時期からがいいでしょう。

とはいえ、はじめから抽象的な具材で遊ぶためには大人や語彙の豊富なお兄さん・お姉さんの手助けが必要です。

1歳の子どもはまだ物の名前を多くは知らないためです。

物の名前を覚えるには、本物が一番です。

でも季節や安全性を考えると、本物ばかりを与えることは難しいですよね。

そういったときには、具体的なかたちをした具材が役に立つでしょう。

見立てる力がついたら抽象的なかたちの具材を

語彙や想像力がつき、ごっこ遊びや構成遊びに発展していく段階になると、今度は具体的な具材では想像をかたちにするのに不足する場面が出てきます。

例えば以下の写真、どちらがより「サラダ」に見えますか?

具体的なかたちの具材で作ったサラダ
抽象的なかたちの具材で作ったサラダ

具体的な野菜のかたちをしていると、調理中・調理後の姿とはかけ離れてしまいます。

左はサラダというより、煮物のようですね。

料理のなかには形を残したままのものもあるので、そういったときに具体的なかたちをした具材は活躍し続けます。

でも、その頃になるとそれすら抽象的なもので見立てられるのが子どもです。

にんじんや大根は、オレンジや白のお手玉でも十分でしょう。

そのため見立てる力がついてきた子どもには、抽象的な具材を用意してあげた方が遊びが広がっていきます。

子どもは大人の真似をすることが大好きなので、より現実に近いものを探してあげてください。

もし口に入れても安全か、鋭利な部分はないかなどは年齢にかかわらず配慮してあげてくださいね!

抽象的な具材はごっこ遊びだけでなく、積み木などの構成遊びでも活躍します。

これらは遊び方の決まっていない、オープンエンドなおもちゃだからです。

とくにルースパーツと呼ばれるおもちゃと親和性が高いので、抽象的な具材を集める際にはこちらの記事も参考にしていただければ遊びの幅が広がると思います。

まとめ

この記事では、おままごとの具材にはどんな種類があって、いつから取り入れればいいのかについて、子どもの発達に応じた遊び方という観点から解説してきました。

まとめると、おままごとを始める1歳半ぐらいの子どもには最初は具体的なかたちをした(本物の食材に近い)具材を与えた上で、誤飲の心配が薄れ、見立てる力がついてきたら抽象的なかたちをした具材を増やしていくといいでしょう。

具体的なかたち・抽象的な形の具材それぞれのオススメは、長くなるので別の記事でご紹介しています。

どのような種類の具材を選ぶにしても、子どものおままごと遊びは誤飲やケガの危険性と隣り合わせです。

具材を選ぶ際には、必ず安全性に配慮してください。
とくにマグネットタイプの具材は適切なものを選ばないと、最悪の場合死にいたります。

子どもたちが幸せで有意義なおままごと遊びを楽しめるよう、身近な大人が環境を整えてあげてくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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