おままごとの食材はマジックテープとマグネットのどちらにする?

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おままごとの食材はマジックテープ?それともマグネット?

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本文は3003文字です。

この記事はこんな人にオススメ
  • そろそろおままごとを始める1〜2歳の子どもがいる
  • マジックテープとマグネットのおままごと食材で迷っている

こんにちは、おったです。

子どもたちが大好きな遊びのひとつである「おままごと」。

どのご家庭も、野菜やパンなど、どんな食材・具材を買ってあげればよいかと一度は頭を悩ませることでしょう。

この記事では、マジックテープタイプとマグネットタイプのおままごと具材のどちらも持っているわが家が、それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるかについて解説します。

ただし、3歳以上で誤飲の心配がほとんどなくなり、見立て遊びのできる発達段階にいるお子さんには、こちらで紹介する「具体物のかたちをした具材」ではなく、「抽象的な具材」をオススメします。

おままごとの具材にはさまざまな種類があるので、発達や遊び方に合わせて選んであげてくださいね。

この記事の著者
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おった @ottermom

子どもとおもちゃを愛する年子( 2歳女の子、1歳男の子)の母。

ヨーロッパを研究対象にする人文系研究者として、日本語では手に入れにくい欧米言語のおもちゃ情報も日本語に訳してご紹介しています。

幼児教育について提供する内容は書籍や公的機関の見解に基づきます。

YouTubeではKAPLAの遊び方を発信中。

目次

マジックテープタイプのおままごと食材のメリット・デメリット

メリットデメリット
比較的値段が安い
包丁で切れる感覚がある
汚れが取れにくい
リアリティにかける
マジックテープタイプのおままごと具材のメリット・デメリット

比較的安く、安全性にも問題ないものを手にいれるなら、マジックテープタイプがおすすめです。

誤飲しにくいので、使われている塗料と大きさに気をつければそこまで危険ではありません。

また、マジックテープで具材の切断面がしっかりくっついているので、包丁でしっかり押さえないと切れません。

これは力の弱い赤ちゃんにはデメリットになるかもしれませんが、おままごと遊びを始める1歳半ぐらいなら問題なく切れるのでそこまで問題にはならないでしょう。

わが家では長女のために1歳の誕生日におままごとキッチンを購入し、食材も用意していましたが、おままごと遊びを本格的に始めたのは1歳5ヶ月のときでした。

包丁を持って切ろうとするのですが、マグネットタイプは切ったそばから再びくっついてしまうのですね。
その点、マジックテープタイプは一度切れるとしっかりと分離されます。

そのため娘はマグネットタイプのものよりもマジックテープタイプの具材を楽しそうにカットしています。

マジックテープタイプのおままごと具材のカットを楽しむ娘
マジックテープの方が切った感覚が楽しいの

しかし、マジックテープタイプのおままごと具材には2つのデメリットがあります。

1つ目は、汚れが取れにくいこと。

マジックテープについてしまった汚れ(ほこりなど)は、ほとんど取れないと割り切る必要があります。

おままごとを始めた頃は具材を口に入れることも多いので、この点は気になってしまいました。

わが家はそこまで神経質におもちゃの衛生管理をしているわけではないのでそのまま使っていますが、消毒などを重視するご家庭や児童館などの施設だと大きなデメリットと言えそうです。

また、マグネットと違って白いマジックテープが真ん中についているので、リアリティに欠けるのも難点です。
(断面にもデザインがないわけではないです)

マジックテープタイプの具材
マジックテープには汚れやすく、デザインを損ねるというデメリットがある

せっかく切っても断面のデザインをあまり楽しめないので、食育につなげにくいというデメリットはあると思います。

マグネットタイプのおままごと食材のメリット・デメリット

メリットデメリット
表面に違和感がなくリアル
消毒しやすく、衛生的に保ちやすい
軽い力で切れる
包丁で切ってもすぐにくっつき、切れた気がしない
安全性に不安がある商品が出回っている
ステンレス製の鍋にくっつく
マグネットタイプのおままごと具材のメリット・デメリット

少し値は張りますが、マグネットタイプはリアリティを求める方や、おもちゃを清潔に使いたい方にオススメです。

例えばおもちゃの安全基準であるSTマークを取得済みのウッディプッティの具材の場合、マグネットは素材のなかに埋め込まれて隠れているので、野菜の断面までしっかりとデザインされています。

マグネットタイプの具材
マグネットタイプは断面のデザインがきれいで消毒もしやすい

また、マジックテープのように埃が入り込む隙間がないので、消毒もしやすく、衛生的に保つことができます。

このことは、衛生面に気を配るご家庭や、児童館など人の多く集まるところではとても大切なポイントになるかもしれませんね。

包丁で切ったときの感触は、メリットにもデメリットにもなります。

軽い力で切れるのは年齢の低い子にはメリットになるでしょう。

力のついてきた子だと、物足りなさを感じます。

それよりもデメリットになるのが、切れた気がしないという点です。

磁石の力でくっついているので、包丁で切っても断面が引き合うのですよね。

その結果、切ったはずなのにすぐに元通りになってしまうという問題が起こります。

切った具材を鍋に入れて混ぜているときにも食材同士が引き合って塊になっていくのも地味にストレスになります。

さらにその鍋がステンレス製だったら鍋にまで食材がくっついてしまうのです。

マグネットゆえのデメリットもあるということですね。

マグネットタイプで使われているマグネットは、取れると大変危険なもので、2つ以上誤飲すると最悪の場合死に至ります。

そのためマグネットタイプを選ぶときは、STやCEのような安全基準をクリアした商品を選ぶようにしてくださいね。

【おまけ】切れない食材のおすすめブランド

ドイツ発のErzi(エリツィ)というブランドは、リアル志向のおままごと具材を販売しています。

ヨーロッパ版おもちゃの安全基準であるCEマークを取得しているので安心して使えますが、対象年齢は3歳からとなっている点にはご注意ください。

大手総合ショッピングサイトでのエリツィの品揃えはあまり良くないので、お求めの方はお近くのおもちゃ屋さんやウェブショップでお探しになった方がいいでしょう。

まとめ

この記事では、マジックテープタイプとマグネットタイプのおままごと食材のメリット・デメリットをご紹介しました。

わたしの考えでは、おままごとの食材・具材は見たて遊びができるようになったら具体的なものから抽象的なものに徐々に移行するのが望ましいと考えています。

その方が遊びが広がっていくからです。

限られた期間しか使わないとはいえ、おもちゃを口に入れたり、おもちゃを触った手をそのまま口に入れたりする低年齢の子に与えるのです。

具体的なかたちをしたおままごと食材・具材はとくに安全性に配慮して選んであげたいですね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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